2014年6月13日金曜日

心の目

今日の月は大変美しい。

先日は円山応挙展に行ってまいりました。

高級住宅街を練り歩き大変充実した時間を過ごしました。

応挙の日本画に満月が描かれておりまして。
墨で月を表見するときは、周囲の闇夜を塗りつぶすことで月が浮かび上がるのですな。

もう一方では遠景を描く時遥かなる奥行きを表現するとき手前を描き奥は描かない。
真っ白な空間に心惹かれるのです。
描かぬことで見る人の創造を掻き立てるのでしょうね。

絵は洋画も日本画もですが、画家の精神が宿っているからでしょうか。
きっとその絵はその人でしか表現できないのでしょう。
画家の心の目を共有できた気がしたとき、嬉しくなるのだと思います。
美しいものを見ると無条件で癒されます。

ゆっくりとした時間を過ごし、異空間でリフレッシュできました。